こだわりの豚、長谷川の自然熟成豚。
牧場の一部の豚は放牧されていて、太陽の光を浴びながら土をほじくって遊び、畜舎の豚もなるべくそれに近い状態に、土や草を与えています。
エサはじゃがいも、うどん、りんごなどの季節のもの、それに自家製の発酵飼料を加えています。
普通の豚は6か月で出荷されますが、さらに4か月長く生育させることによって肉が熟成され、ロースに霜降りが入り、全体的に甘くてこくのある味となります。
国道110号線を秋田から青森に向かって行く途中、たくさんのイカ焼き店が立ち並ぶのを見かけます。
ここは鰺ヶ沢、美しい海岸と世界遺産白神山地を抱える町。その国道の脇道を少し行くと長谷川自然牧場の入り口の看板が見えます。
牧場からは天気のいい日はくっきりと岩木山が見え、ここでたくさんの動物たちが暮らしています。
鰺ヶ沢の海沿いにイカ焼きが並ぶ道からわき道に入り、すぐメインは350頭の豚と1000羽近くの鶏。
普段から人が豚舎に出入りすることが多いので、豚たちは非常に人なつっこいです。鶏は柵なしの放し飼いで、午後になると牧場のいたるところで遊んでいます。
また、牧場には羊、やぎ、うさぎ、くじゃく、ホロホロ、きじ、犬などたくさんの動物たちがいます。
そんな動物たちとふれあうために近所の保育園や学校から子供たちが遠足にやってきます。
また週末にでもなればさまざまな人たちが散歩したり手伝いにきたりと思い思いのまま休日を過ごしていきます。人も動物もやすらぐ場所、そんなところになれたらなと思います。